2012年02月13日
雛人形 五人囃子随臣仕丁

お雛様と言えば、皆さん想像なさるのが、
お殿様とお姫様の親王飾りが、ダントツですね。
次に、三段飾りがいいな!と思われる方が、若干おられます。
それは、三人官女が欲しいためで、二人だと寂しいから、
追加でと言う気持ちが、少しあるように思います。
しかし、これでお雛様と称されるのでは、文句を言う方々がいらっしゃいます。
五人囃子、随臣、仕丁のみなさまです。
七段飾りでないと、登場しない、みなさまです。
最近、五段飾りも登場していますが、どちらとも、元気がありません。
住宅事情などが、購買に関係している、結果だと思いますが、
みなさま、それぞれの個性があるのです。
五人囃子には、現代にも通じている、
日本古来の音楽様式が伺えられますし、
小道具である、数々の楽器にも注目です。
随臣は、大河ドラマ「平清盛」にも登場する、天皇をお守りする衛仕で、
衣装や持ち物から、ドラマさながらの、ビジュアルを、体感できます。
仕丁は、なかなかの苦労人で、お偉い方々の、お世話係りでした。
よくよく不満があったのか、喜怒哀楽のはっきりした、お顔をなされています。
五人囃子、随臣、仕丁のみなさまには、
昔の日本の代表的な生活様式を、瞬時に感じさせる、
力強い元気があるのです。
是非、みなさま、手にとって、ご覧下さいませ。
この記事へのコメント
桃の節句に飾られるのを楽しむだけだった雛人形一つ一つに、こんなに意味があったなんて驚きでした。毎回勉強になるブログを楽しませていただいてます。お店のディスプレイも素敵です。
Posted by 上西弘美 at 2012年02月13日 23:48
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